こすいこと
最近こすいなと思うことがひとつ。
ぼくがバイトしている本屋では中古本も扱っていて
今のキャンペーンでお客さんが5冊以上の本をお店に売って
そのときに10%の買取りアップ券を使うと100円の商品券を
配布するということを行っています。
(この10%買取アップ券はお店で何かを買うと必ずもらえる)
それでぼくがこすいなと思うのは地道に5冊ずつ売りにくる
お客さんがいること。
例えばこの人は500冊を売るのに10回に分けて来ることで
計1000円分の商品券を手にいれるわけなんですが
別に何も悪いことはしてないし、
本を売りに来てもらおうという企業の思惑みたいなのに合致してるし
悪く思うようなことはひとつもないと言い切れるかもしれません。
ただぼくの中には、『こういう行為はしたくない』という道徳心みたいな
のがあり、今回のはそれに触れてしまうのです。
実際問題として、このお客さんは地道に努力(毎回5冊持ってくること
は意外とだるいでしょうから)をすることで得をしているわけなので
一般的にみたらちょっぴりすごいこと何だろうなとは思いますし、
こういう人間が社会的にも成功するんだろうなとも思います。
だけど、その得を狙ってやってることが嫌なことなのです。
100円商品券がもらえるのはたまたまのお得感なんです。
ぼくからしたら、こういうのは本を5冊以上売ってそのときに買取アップ券を
使ったらたまたま100円商品券が貰えた!みたいなお得感でいいと思うのです。
まあ1、2回は狙ってやってもいいとは思うのですが
それを何十回も狙ってやるようなものではないと思うのです。
何度も言いますが、このぼくが嫌いな行為は企業の思惑と一致してるし
いろいろと間違った行為ではないことははっきりしています。
ましてや、お客さんがちょっとした得をできるすばらしいことだと思います。
ただぼくの道徳心みたいなのに触れるからどうしてもこすいと
思わざるをえないのです。
こういう人間ではありたくないなと。
という一個人の愚痴でした。
ちなみに『こすい』というのは「悪賢い」または「けちである」という意味です。